はじめまして漫画家アシスタント歴17年のハルマキともうします。今回は17年間で僕自身が一体どんな漫画賞を受賞してきたのかを紹介していこうかと思います。
ついでに作品のざっくりとしたあらすじとキャラ絵も描ける範囲で載っけていきます。
受賞歴
- 2002年 「冬月堂」 週刊ビックコミックスピリッツ スピリッツ賞
奨励賞
古書店「冬月堂」を営む父(元プロボクサー)が、立ち退きの条件として業者に提示したのは一週間以内に自分から土地の権利書を奪うこと。その日から父と娘の店を守る戦いが始まった!
専門学校を卒業してフリーター時代流石にヤバいなって描き始めた人生で2回目の投稿作品です。高橋留美子先生に憧れて漫画を描き始めたのでとにかくドタバタコメディが描きたくて(笑)
家族、地上げ屋、格闘技など好きなもの全部詰め込みました。
古本屋は特にですが家が何かの店をやってるって設定はずっと好きです。
- 2003年 「天城の星」 週刊ビックコミックスピリッツ スピリッツ賞
佳作
野球大好き!でもキライ・・・⁉︎漫画研究会・天城甲四郎と野球部キャプテンとの一発勝負!家庭を捨てて野球を選んだ父への憎しみを乗り越え、今ここに”天城の星”が誕生する⁉︎
前回作品を受賞したものの忘れられてたので慌てて描いた3作目です。相変わらずのコメディですが主人公が少し成長するという変化を描けたのは良かったのかな。
前作もそうですがコメディの自分勝手に生きてるワガママな父ってのも好きです。なぜならパワフルでキャラクター同士の楽しい掛け合いが生まれるから。
ちなみに僕は野球を一切やった事ないですが見るのは昔から好きなんです。
- 2003年 「笑ってよ!ヒデロウ」 週刊少年サンデー まんがカレッジ
佳作

涼子は父と2人で喫茶店を営んでいた、ある日父が昔お世話になった家の息子「ヒデロウ」がホームステイとしてやって来ることに・・・しかしコイツがとんでもないやつで・・
ギャグならページ数少ないし、絵が下手でも大丈夫だしって描いた初めてのギャグ漫画です。学生時代から人を笑かすのが好きだったので描いててとにかく楽しかったのを覚えてます。

変な奴がひたすらシュールなボケをかます、当時うすた京介さんの影響を受けまくった作品です(笑)
2020年 「レイン・ダンサー」 週刊モーニング 月例賞
努力賞
舞台は1920年代霧雨香る中国上海。租界と呼ばれるこの土地には中国を我が物にしようとたくさんの列強国がひしめき合っていた。その租界で1人「男装の麗人」と呼ばれた1人の女将校がいた。
彼女の名は「芳麿」。表の世界では美しきダンサーだが裏の世界では軍服を身に纏った日本軍の女スパイだった。そんな彼女が大雨の日1人の中国人少女と出会って・・・

当時少年サンデーで連載を目指してたのですが、なかなか上手くいかず。付き合いのあるモーニングの編集者さんと打ち合わせをして描いた初めての青年誌でハードボイルド作品です。
もともと1920年代辺りの上海の、西洋と中国が混ざった建物、華やかな表向きの世界と魔都と呼ばれる暗い世界が混沌としてる世界観が大好きでした。
その背景で美しい女の人が戦ってたらカッコいいだろうなって考えてる時に、当時実在し男装の麗人と呼ばれた「川島芳子」さんを見つけて彼女をモデルにしようと描き始めた作品です。

女性が日本軍の軍服を着て戦う、雨の中の上海など描いてて楽しい作品でしたが、青年誌の重要とされるリアリティを出すことの難しさが勉強になりました。
以上が僕が受賞してきた作品です。
次回は描いてきた作品を紹介していきますので是非読んでください!
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