はじめまして漫画家アシスタント歴17年のハルマキと申します。
今まで僕はアシスタントになったら、プロの作画の技術も学べるし、物語の作り方も学べる。漫画家になるためにはぜひ1度は経験した方がいいと語ってきました。
だけど今回は「早く漫画家になりたかったらアシスタントやるにあたって注意すべき事があるぞ!」って話です。
これはあくまで僕自身の話です。「ただ単にお前がダメ人間だったからやないか〜」って意見もほんとその通りですので1例として読んでください(笑)
現状に満足してしまう
人は変化を嫌い現状を保とうとする生き物です。僕は特にそうで、なるべくなら安定した日常が続いて変化が起きそうだったら避けるって人間でした(笑)というのも
アシスタントは不安定な仕事と言いつつも、ベテランの先生だと何年何十年と連載が続いてる方もいますよね。そういう仕事場では比較的安定した仕事ペースで、長くやってる人だとそこそこの収入になります。それなのに自分の漫画が連載になって独立したとします
すると
- 単行本は出るかわからない
- 原稿料はアシスタント代で消えていく
- いつ打ち切られて無職になるかも知れない
と、より不安定な立場になります。漫画家を目指してるのに何甘えてんだって言われそうですが(汗)
僕自身、連載目指して何度も編集者さんと打ち合わせして、ボツ、最初からアイディアの練り直しを何年も繰り返していました。自分の漫画は上手くいかないけれど、アシスタントとしては安定して収入もある。
そのうち安定してる現状に慣れてしまって気づくとだいぶ時間が経っていました。
アシスタントを長くやってるとそういう気持ちになりがちです。だからこそ「俺はそうはならん!」「絶対漫画家になってやる!」って変化を恐れず前に進む気持ちを持ち続けるのが大事です!
逆にえいやっ!て思い切ってアシスタントをやめ自分を追い込んで漫画家になったやつもいるで!
先生の影響を受けすぎる
これはね〜僕も散々言われてきました(笑)
「〇〇先生の影響受けすぎ」ひどい言い方では「ただの〇〇先生の劣化版!」
編集者さんには「うちの雑誌にはすでに〇〇先生がいるから似たような人はいらない」
そりゃ〜その先生の原稿手伝ってるんだもん画面が似るよ、話作りも考え方も教えて貰ってるんだから似るよ!って拗ねてました(笑)
でもこれは似てるからダメだって事ではなくて影響受けたから良くなって連載になるってのもあるし、似るのは仕方ないから先生の良い部分+その人のオリジナリティを見つけなよってことです。
それはキャラクターであったり、絵柄であったり、演出であったり、構成であったり。大体全く同じ人間でない限りどれだけ影響受けても違う部分が出てきます。先生と好きなものが全部同じなんてことはないので。
僕はそれが見つけられてなかったんですね(汗)
長くアシスタントやってると影響受けるのは当然です、好きな先生だったら尚のこと似るのは当然です。だからこそ先生とは違う自分のオリジナリティーを見つけることが大切です!
一つの方法として先生とは全く違うジャンルを探してみるのもありやな〜
だったら、僕ラブコメあんまり読まないけどそっち描いてみようかな〜
あんまり意識し過ぎてブレると描きたかったもの見失うで。あくまで自分の好きなジャンルから離れん方がええで。
なるほど〜勉強なります!
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