経歴でも書かせていただいた通り僕はギャグ漫画で賞をいただいてギャグ漫画で何度か雑誌に掲載させてもらったんですよ、そんな僕がギャグ漫画を嫌いな筈はない!!!





って訳で今回は僕の大好きなギャグ漫画を2つあげさしてもらいたいと思いますッ!!





「燃える!お兄さん」 佐藤正 全19巻




物心ついてたら読んでた作品です!(笑)





小学生の頃の朧げな記憶で読んでた漫画を思い出そうとすると、この作品と珍遊記おぼっちゃまくんですが、その中でも単行本をひたすら読んでめちゃくちゃ模写してたのは燃えるお兄さんです!





主人公の「お兄さん」ことケンイチとその周りの人々の日常を描いたドタバタギャグ漫画で、バトルあり!宇宙人襲来のSFあり!パロディ、ショートコントあり!のなんでもあり漫画です(笑)




なんでもありって自由さは凄く素敵だと思います、その時作者が描きたいと思う題材やその時代流行ってるものを直ぐ取り入れるフレキシブルさはとにかく面白ければ良い!ってギャグ漫画としてとても重要だなと。





だからちょくちょく昔のギャグ漫画を読んでギャグが分からんって思う時もあるのは、その時代の笑いの先端がそうで今とは笑いが少し違うだけなんじゃないかな〜と。





あ!もちろん今読んでも面白いギャグ漫画はいっぱいあるんですが(笑)





って話は外れてしまいましたが、この作品とにかく破壊と暴力描写が凄くて僕は燃えるお兄さんの殴られるシーンの顔が本当面白くて好きで、上のアイキャッチ画像でも描きましたがそればっかり模写してました(笑)おかげで目ん玉飛び出て鼻血ピューの絵は手癖で描けるようになりました。





僕は家族やお店、下宿など一つ屋根の下で色んな人が常にドタバタやってる感じが凄く好きなんですが原点はこの作品かもしれません。





ちなみに作者の佐藤正さんは「ハイスクール!奇面組」(コレも好きな漫画)の新沢基栄さんのアシスタントだったらしく、絵も似てますし6頭身のキャラクターが急に2頭身になるって表現も同じで好きなんですよ〜




「行け!稲中卓球部」 古谷実 全13巻




僕のバイブルです!


未だに稲中のギャグを言ってはその世代の分かる人だけに『それ稲中ネタやん!!」ってツッコまれてキャッキャウフフしてます(笑)





作品は中学校の卓球部を舞台にした思春期真っ只中のギャグ漫画です。





出てくるキャラクター全員個性的で一癖も二癖もあって、中学時代のその感覚わかる〜って今読んでも爆笑の作品だと思います!特にクラスの中心という訳でもなく、女の子にモテるでもない当時の自分にとって前野井沢田中のキャラクターのやってるバカさは共感性もありたまりませんでした。





中二の僕は彼らのギャグを真似しては一人楽しんでました(笑)(いや、周りでも流行ってたんですよ)





下ネタも多いですが、シュールなギャグを飛ばす訳分からんキャラ達の集まりというよりキャラ一人一人の掘り下げが見事で青春群像劇としても凄く良くできた作品だったなぁと思います。





個人的には作者さんの絵や表現の仕方が1巻から13巻に向かって急速に上手くなっていくのが分かってそれも面白いです。こんなに汚いキャラや変な顔を描くのが上手い人もそうそう居ないと思いますが、それだけでなく女性キャラも本当可愛いです!





僕は古谷実さんって凄くその時代の先端の空気感を掴むのが上手い人だな〜って、だからギャグの時もそのノリ分かる分かる!その青春感分かる!だったのかなって、これ以降だと「僕といっしょ」「グリーンヒル」もギャグ要素があって凄く大好きな作品です。

そしてその空気感からギャグ漫画の要素を完全排除したらその後の「ヒミズ」あたりから続くバイオレンスでリアルな漫画になっていった気がします。
ダークな感じも空気感のまた違う一つの側面を描いていった結果なのかなって・・・




偉そうに語った割に僕よく分かってませんが(汗)





って事で次回はまだまだ好きなギャグ作品あります!「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」から始めたいと思います!





ではまた!